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雛祭りの起源
雛祭りの起こりは、今から一千年も昔の平安時代に紫式部によって書かれたといわれている『源氏物語』に登場いたします。当時の貴族の子女は、お人形のことを「ひいな」、お人形遊びのことを「ひいな遊び」とよんでいました。
また、三月の始めの巳の日(上巳の節句)に無業息災を願ってお祓いする行事が貴族の間でなされ、紙で作った人形に厄や災いを移し、川や海に流す風習がありました。現代のひな祭りは、「ひいな遊び」にこの風習が結びついて生まれたものとなります。
江戸時代末期には十五人のひな段飾りがつくられ、宮廷の優美な情景をもとにできあがったもので、春ののどかな遊びの再現とも、あでやかな婚礼の宴を表現しいています。
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